踏切での事故は死傷者を伴う重大事故になる危険性が大きいだけでなく、
列車の運行停止や遅延など、社会生活に与える影響も甚大なものがあります。そこで踏切の安全な走行方法や、万一踏切内で動きがとれなくなってしまった場合に
とるべき措置をまとめてみました。
列車の運行停止や遅延など、社会生活に与える影響も甚大なものがあります。そこで踏切の安全な走行方法や、万一踏切内で動きがとれなくなってしまった場合に
とるべき措置をまとめてみました。
一時停止と確実な安全確認
(1)
踏切に接近したときは徐々に減速し、停止線があるときは停止線の直前、
停止線がないときは踏切の直前で一 時停止し、
窓を開けるなどして自分の目と耳で踏切の
左右の安全確認をしましょう。※前車に続いて踏切を通過する場合でも、一時停止して安全確認をする必要があります。
※踏切に信号機が設置されていて、青信号のときは一時停止
せずに踏切を通過することができますが、
この場合でも左右の安全確認はしなければなりません。
踏切に接近したときは徐々に減速し、停止線があるときは停止線の直前、
停止線がないときは踏切の直前で一 時停止し、
窓を開けるなどして自分の目と耳で踏切の
左右の安全確認をしましょう。※前車に続いて踏切を通過する場合でも、一時停止して安全確認をする必要があります。
※踏切に信号機が設置されていて、青信号のときは一時停止
せずに踏切を通過することができますが、
この場合でも左右の安全確認はしなければなりません。
(2)
安全確認をするときは、一方からの列車が通過しても反対側から
列車が接近していることがありますから、確実 に左右の安全確認をしましょう。
(3)
踏切を通過するときは、落輪しないようやや中央寄りを走行しましょう。
また、マニュアル車の場合は、エンストを 防止するために、踏切内では
変速はせず発進したときの低速ギアのままで一気に通過しましょう。
踏切に進入してはならない場合
(1)
警報機が鳴り始めたときや、遮断機が降り始めたり、降りているときは、踏切に進入してはなりません。
踏切の手前で一時停止して遮断機が上がるのを待ちます。なお、遮断機が上がって発進するときも必ず左右の安全確認をしましょう。(2)
踏切の先の道路が渋滞などにより混雑しているときに踏切に進入すると、踏切内で立往生し動きがとれなくなるおそれがあり、大変危険です(図1)。
警報機が鳴り始めたときや、遮断機が降り始めたり、降りているときは、踏切に進入してはなりません。
踏切の手前で一時停止して遮断機が上がるのを待ちます。なお、遮断機が上がって発進するときも必ず左右の安全確認をしましょう。(2)
踏切の先の道路が渋滞などにより混雑しているときに踏切に進入すると、踏切内で立往生し動きがとれなくなるおそれがあり、大変危険です(図1)。
踏切に進入するときは、前方の道路状況をよく確認し、自車の入れる余地がない場合には、踏切の手前で一時停止して、自車の入れる余地ができるまで待ちましょう。
万一、踏切内で立往生したとき
エンストや落輪、故障などにより、万一、
踏切内で立往生し、動きがとれなくなったときは、
速やかに次の措置をとりましょう。(1)
警報機のある踏切では、警報機の柱などに
取り付けてある押しボタン式の踏切支障報知装置を
活用しましょう。
踏切内で立往生し、動きがとれなくなったときは、
速やかに次の措置をとりましょう。(1)
警報機のある踏切では、警報機の柱などに
取り付けてある押しボタン式の踏切支障報知装置を
活用しましょう。
(2)
踏切支障報知装置がない場合には、車に備えている
発炎筒などを使用して、できるだけ早く列車にわかる
ように合図をしましょう。
※万一の場合に発炎筒の使い方がわからないと
あわててしまい、適切な措置がとれなくなるおそれがありますから、
発炎筒の正しい使い方を習得しておきましょう。
また、車内の発炎筒が備えつけてある場所も確認しておきましょう。
(3)
発炎筒がなかったり使い切ってしまっているときは、
煙の出やすいものを付近で燃やすなどして列車に合図をしましょう。
(4)
同乗者がいるときは、速やかに車から降ろして踏切の外の安全な場所に
避難させましょう。